2013年02月01日
「庄内浜 冬の旬魚」鼠ヶ関学習
1月29日鶴岡食文化産業創造センター主催の
感動!「庄内浜 冬の旬魚」 鼠ヶ関学習 に参加してきました。
なんで鼠ヶ関の魚は美味いか?
底引き網船はすべて海水を殺菌する装置を搭載しており、獲れた魚をすぐに冷却殺菌海水で洗って1時間以内に箱詰めされるので鮮度を保って出荷されるから。
鱈・平目・鰆などは船上で活〆しているので超新鮮で生臭くない!
活〆ってなんだ?
生きている状態(又は釣り上げてすぐ)の魚の頭部と尻尾に包丁で切り込みを入れて、血抜きをする事。血抜きを行う事により、身に血がまわりにくく鮮度が保てるそうです。
殺菌装置などの設備投資にはかなりお金がかかるそうですし、船上での
活〆は手間がかかるので他の所でやっている所は少ないそうです。
鮮度にこだわった鼠ヶ関の取り組みを、漁協の方々から色々教えて頂きました。
調理方法は朝日屋さんというお寿司屋さんから教えて頂きました。
調理は「イカの一夜干し」作りからスタート!

こんなにギョェ~ッと大きな「水だこ」も登場!
頭から色々なもん出てきました。学ぶ気持ちで来ているので皆さん真剣です。キモさは感じません。
タコ足は、先生に聞きながらグループに分かれてさばきました。
タコは生命力が強く、薄くそぎ切りしてもまだまだ生きてる!!
そして、こんなんなりました

そして寒鱈登場

船上で活〆された寒鱈は鮮度が抜群です。
師匠の手さばきはカッコイイ!
サッサッとできなかったけど5名で1匹さばかせて頂きました。
寒鱈の胃袋からは、はたはた やら食べたお魚が出てきましたよ。
お昼~~~っ



タコしゃぶ~

白子! 超新鮮なので生で、もみじおろしで頂きます

われわれは「だだみ」と言います。 とろ~り、うんまい

朝日屋さんが準備してくれたネタを自分の分は自分で握りました。
鱈は塩で頂きます。
もちろん寒鱈汁も

岩ノリは贅沢に一人1枚頂きました。
岩ノリは、こんな所で採るんですよ。 岩に付着しているのを少しづつ採っていくのです。
岩ノリが高いのにもうなずけます。 感謝しながら食べないといけないなぁと思います。
鱈の煮漬け。

他に胃袋のサラダや鱈の子煎りなど、贅沢に腹くっじぐなるほど頂きました。
鼠ヶ関漁港で揚がった他のお魚達
漁獲量が一定しないので、鮮度はバツグンなのに売り上げには直結しないようです。
それって 釣れるまで待っても欲しい鼠ヶ関ブランド幻の魚

鼠ヶ関では「蓬莱塾」という取り組みがあります。
構成メンバーは自治会・県漁協・漁業者・女性部・商工会・観光協会・行政。
「活力ある漁村作り・魅力向上」を目指しています。
とれたてお魚の夕市を開催したり、夏場に漁船クルージングをやってみたり、体験学習プログラムを構築してみたり、料理教室を開催してみたり

町内会や子供会の幹事さん、ここにすぐに参加可能な楽しい企画ありますよ~

魅力一杯・美味しいもの一杯の鼠ヶ関

上手に外に向かって発信できて、この新鮮なお魚達の売上がアップして、観光客も一杯やってきて、どんどん活性化してほしいな、と心から思いました

準備してくれた鶴岡食文化産業創造センターの皆さん、鼠ヶ関の皆さん、どうもありがとうございました。